三連単といえば、10万馬券や100万馬券、そして過去には2,983万馬券も飛び出した高額配当と一攫千金で人気を集める馬券です。今回はそんな三連単がそもそもどのような馬券であるか、そしてどのように買えばよいのかについて詳しく紹介していきます。
目次
1.三連単とは
そもそも三連単がどのような馬券かを正確に理解しているかといわれると怪しい人も多いのではないでしょうか。
三連単とは、1着~3着に入る馬の組み合わせを着順通りに当てる馬券です。例えば、あるレースの結果が1着3番2着7番3着1番という者になった場合、1着-2着-3着の組み合わせが3-7-1の馬券のみが的中となります。7-3-1や1-7-3という組み合わせは惜しいですが残念ながら不的中です。1着のみを当てる単勝や1,2着を順番通りに当てる馬単も簡単な馬券ではありませんが、それらとは比にならないくらい当てるのが難しいのが三連単です。
出走頭数が16頭のレースの場合、馬単の総組み合わせ数が240通り(16×15)なのに対し、三連単は3,360通り(16×15×14)となります。的中確率で見てみると、馬単が0.42%なのに対し三連単は0.03%となります。このように実際に数字で見てみると三連単の難しさがおわかりいただけるでしょう。
2.三連単的中の第一歩! 軸馬を決める
では、三連単を的中させるには具体的になにをすれば良いのでしょうか。
最も単純な方法は口数を増やすことです。1通りだけ買うときと100通り買うときを比べると100通り買った方が的中する可能性が高くなるのは当たり前です。1000通り買えばおよそ3分の1の割合で的中します。しかし、それではいくら予算があっても足りません。
そこで、大切なのが「軸馬を決める」ことです。軸馬とは、連単系の馬券を買うときに中心にする馬のことです。馬券の軸となる馬とも言え、軸馬をベースとした組み合わせを考えます。軸馬を決めることで馬券の方針が定まり、結果としてあれもこれもと買い足すことを防いでくれます。軸馬を1着のみにするのか、1着にも2着にも入れるのかなどは軸馬の信頼度と馬券の目的によって変わってきます。そうした軸馬の扱い方についてもこのあと紹介していきます。
3.三連単おススメの買い方はこれだ!
それでは、三連単を当てて高配当をゲットするために必要な買い方を3つご紹介します。三連単自体が当てることがとても難しい馬券であるため、これらの買い方を実践しても確実に当たるとは言えません。しかし、何の作戦も持たずに臨むより、徹底的に作戦を打った方が当たりやすいことは確かです。
これから紹介する買い方もそうした作戦の一つだと思って読んでみてください。
1.とにかく三連単を当ててみたい!人気馬固定流し
的中は難しいと散々述べてきた三連単ですが、的中させるための買い方も存在します。それが人気馬を軸馬とした「流し」です。人気馬といっても信頼できる人気馬もいれば、危険な人気馬もいます。それを判断するのは自己責任にはなりますが、信頼できそうな人気馬を軸馬として「流し」の馬券を買う方法は的中率を上げる手段の一つです。
「流し」とは馬券の買い方の一つで、軸馬を一頭もしくは二頭設定した上で、相手を何頭か選ぶ方法のことです。例えば1番を軸馬として相手を2,3,4,5,6番の5頭とした場合、1着に1番が、2・3着に2~6番から2頭が来れば的中となります。また、軸馬とはいえ1着に確実に来る自信がないときはマルチという投票方法を使えます。これは軸馬が2・3着に来た場合の馬券を自動的に買い足す方法です。上記の例でいえば、1番が2着に、相手が1・3着に入っても的中となるのがマルチ投票です。マルチの場合、より的中しやすくはなりますが点数が3倍になってしまうのはデメリットといえます。
三連単軸一頭流しの場合、相手が4頭で12点、5頭で20点となります。信頼できそうな人気馬でも三連単であれば十分に配当がつくため、的中すれば20点程度ならそれなりに利益も狙えます。マルチにするかどうかは予算次第ですが、とりあえず的中させたいなら人気馬を軸として流すことをおススメします。
ただ、デメリットとしては軸馬が飛ぶと必ず外れてしまうことです。通常の流しでもマルチでも軸馬が1~3着に入らなければ絶対に的中しません。そのように考えると的中率も低いのではと考えてしまうのですが、そこで大切なのが再三述べているように軸馬の信頼度を計ることです。信頼度の高い馬を軸にできるように見極める力をつけることがキーポイントとなるでしょう。
2.一攫千金のロマンを追いかけたい!三連単フォーメーション
三連単の最大の魅力、高額配当を追い求めるなら三連単フォーメーションがおススメです。三連単フォーメーションは、1~3着でそれぞれ何頭かずつ馬を選択し、それを順番に組み合わせて購入する方法です。具体例をとしては、1着に1番・3番、2着に1番・4番・5番、3着に1番・6番・7番・8番を選択するといった形式です。この例の特徴は、1番の馬が1~3着のどれに入っても問題ないことです。
一方で、3番が2着に入ったり、4番が3着に入ったりした場合はほかの着順が合っていても不的中となります。このように、フォーメーションでは自分の買いたい馬券が買えることがなによりの特徴であるといえます。
フォーメーションで一攫千金を狙える理由は、穴馬をもれなく抑えられるからです。流しの場合、軸馬が来ても選んだ相手が2頭とも来なければ的中できません。もし本命馬が1着になっても、相手にいない馬が2、3着になった場合は外れとなってしまうのです。フォーメーションではほかの形式に比べるとそうした事態を防ぐことができます。
本命馬は1~3着全てに入れつつ、例えば印をつけた馬を2,3着両方に、印はないけれど可能性もなくはないといった馬を3着に追加するといった方法があります。この場合、2着の確率は考慮できないが3着に来たら美味しいというような穴馬も漏れなく買い目に入れることが出来るわけです。三連単はただでさえ配当が高いので、3着とはいえ穴馬が突っ込んでくれば配当も倍増します。そうしたチャンスを逃さないためのフォーメーション馬券と言えるでしょう。
この形式のデメリットは、着順予想が必須だということです。ほかの形式であれば本命馬はともかく、相手の馬2着と3着のどちらかなどはあまり考えなくてもどうにかなります。しかし、フォーメーションだと着順ごとに馬を選択するので1着になりそうな馬だけではなく、2着・3着になりそうな馬もそれぞれ考えなければなりません。そうした難しい予想の先に、一攫千金のチャンスが待っているのです!
3.この馬が来る自信あり!三連単ボックス
3つ目に紹介するのはボックス形式の馬券です。ボックスは箱買いとも呼ばれ、選択した馬番号や枠番号の組み合わせを全て購入する形式のことです。具体的な例を見てみると、三連単ボックスで1番・3番・5番の馬を選択したとします。このとき、馬券の組み合わせは「1-3-5」「1-5-3」「3-1-5」「3-5-1」「5-1-3」「5-3-1」の6パターンあります。ボックス買いではこれらの組み合わせを1枚で全て購入できるのです。
ボックスをおススメできる場面は、この馬が1~3着に絶対に来る!と自信を持って言える馬が数頭に絞られていることです。言い方を変えると、この馬が来るのはわかるけれど、1~3着のどこに来るかはわからないといったときにも使うことができます。
1~3着に入れる馬が、例えば1番・3番・5番・12番の4頭に絞られていると何らかの理由を持って言えるならボックス買いが最適な方法です。もしこの4頭の中に1頭でも穴馬がいて、その馬が1着になることがあれば配当も一気に上がります。また、選んだ馬の中であれば着順は関係ないので3着まで全て選んだ馬が入りさえすれば的中となります。
ボックスのデメリットとしては、点数が増えることです。3頭ボックスなら6点ですが4頭だと24点、5頭だと60点と一気に増えていきます。着順までは自分で考えなくてよい分、どうしても無駄に見える買い目も含まれてきてしまいます。しかし、選んだ馬に自身があればそうした買い目も高配当を生むチャンスになるかもしれません。
4.まとめ
以上、三連単についてその仕組みとおススメの買い方を解説してきました。三連単は的中が難しい馬券ですが、夢もある競馬らしい馬券です。もし、予算に余裕がなかったり、予想に自身がなかったりしたら三連複に切り替えるという手段もあります。ほかの馬券とうまく組み合わせながら根気よく的中を狙っていけるといいですね!