競馬で勝ちやすい買い方とは?持つべき考え方を紹介!

計算 イメージ 予想

競馬で勝ちたい、儲けたいと思っている人は多いでしょう。むしろ、競馬をやっている人の中で負けてもいいやとか勝ち負けはどうでもいいと思っている人は本当に少数なのではないでしょうか。

しかし、どれだけ勝ちたいと思っていても的中させなければ勝つことはできません。

また、中途半端な的中でも気づいたらマイナスになっているなんてことも多々あります。

そこで今回は、競馬で勝つとはどのようなことか、どうすれば勝てるのかを解説していきます。

1.競馬で勝つとは

マークシート 

改めて、競馬で勝つとはどのようなことなのでしょうか。最もシンプルに言えば、「勝つこと=利益を上げること」です。1000円投資したら、1001円以上戻ってくればそれは勝ちです。回収率100%以上というのがギャンブルの世界では一般的な言葉かもしれません。

では、実際に競馬で勝つことは可能なのでしょうか。答えは「可能性は低いが勝てる」です。なぜ可能性が低いのか。それは「控除率」が設定されているからです。競馬を始めとする公営競技では、売上金に対して一定の割合で天引きを行い残った金額を払戻金として的中者に還元します。この割合を控除率といいます。

控除されたお金は、国庫納付金になるほか、主催者の運営資金やその競技の分野の振興事業などに使用されます。中央競馬の場合、この控除率は全体で25%になります。

つまり、あるレースの売り上げが100億円だったとき、25億円が天引きされて残り75億円が払い戻されます。このように考えると、競馬は最初からマイナス収支になることを前提に組み立てられていることが分かります。しかしながら、絶対に回収率が100%を超えないというわけではありません。購入者全員の回収率の平均を取ると75%に落ち着くだけであって、100%を超えることも十分可能です。

今回はこうした控除率の観点にも注目しながら、勝ちやすい買い方を紹介していきます。

2.勝ちやすい買い方:行動編

競馬雑誌 発売所

ここからは、勝ちやすい買い方について詳しく紹介していきます。買い方と言っているので馬券の組み立て方ばかりを説明するものと思われているでしょう。しかし、負けない馬券を買うためには負けない行動をしなければなりません。行動というとおおざっぱですが、具体的には買うときの方針立てと気持ちの持ちようだと思ってください。特に、負けが続くと焦りやすくなりますので、そのあたりについてどう行動すればいいのかを解説します。

1.長期的な投資額を決める

まず行うべきことは長期的にいくら投じるかを決めることです。1年間で100万円使えるのか、50万円なのか、30万円くらいなのかと使える額は人によってまったく異なります。金額を決める時に大事なことは、この金額なら全額無くなっても(すべて外れても)許せるというレベルにすることです。いくらギャンブルでも1年間やって1回も当たらないということはないと思います。しかし、それでも全部なくなるという想定をした上で金額を決めることが気持ちの余裕にもつながります。

2.1週間当たりの投資額を決める

1年間や半年レベルでの投資額が決まったら、次は1週間当たりの投資額を決めます。理想は毎週均等に配分することですが、ふつうはレースの規模や内容によって変わってくるものです。メインレースがダービーの週と関屋記念の週では投資したい額が全く違うと思います。ただ、投資対象として競馬を見た場合、どのレースも価値は同じです。

そのため、やはり毎週の投資額は同じにすることがベストだと言えるでしょう。もし、より大きな額を投じたいレースがある場合はその週に賭けるレースを減らすべきです。レース数を絞れば、週当たりの投資額をあまり変えることなく競馬をすることができます。

3.収支をきちんとつける

収支を付けた方がいいのは分かっているけどサボりがちになる人、意外と多いでしょう。しかし、収支をつけることは単純にギャンブル成績を把握するだけでなく、自分の予想センス・馬券センスを理解するためにも重要です。自分で記録するのが面倒くさいということであれば、馬券を撮影して簡単に記録できるものや他の公営競技と一括して登録できるアプリを利用することもできます。とにかく、何らかの形でもれなく収支をつけることが大切です。

3.勝ちやすい買い方:馬券編

万馬券のイメージ

さて、いよいよ馬券の買い方の面から勝ちやすい買い方について解説していきます。今回は特に10種類ある馬券の中でも3つの券種を取り上げました。勝つためには無駄な投資をしないこと、堅実な回収を目指すこと、一方で大きな回収も時々は手に入れることが重要だと考えます。

そこで、それらを満たすようにこれから紹介する3つの券種を組み合わせることをおススメします。

1.単勝・複勝

単勝と複勝は馬券の基本中の基本です。単勝は1着になる馬を当てる馬券で、複勝は基本的に1~3着(出走頭数により変動あり)の間に入る馬を当てる馬券です。

単複の最大のメリットは控除率が有利だという点です。以下の表をご覧ください。

券種単勝複勝枠連馬連ワイド馬単3連複3連単WIN5
控除率20.00%20.00%22.50%22.50%22.50%25.00%25.00%27.50%30.00%
券種ごとの控除率

この表は券種ごとの控除率をまとめたものです。控除率は売上金からJRAが天引きする割合のことなので、数字が小さければ小さいほど的中者に戻ってくる金額が大きいことがわかります。

これを見ると、控除率が一番低いのは単勝と複勝、一番高いのはWIN5 であることが分かります。

単勝と複勝は他の券種より配当が低いことが多いのですが、その分控除率は優遇されているのです。100円をかけ続けたときに75円しか返ってこないものと80円返ってくるものがあれば、80円返ってくる方を選びたくなりますよね。控除率が低いと全体的な収支の波も75%ではなく80%に近づいていくので、回収率が100%を超える可能性が高まります。勝てる可能性という点では少しでも控除率が低いものを選びたいところです。

もう一つの魅力は、単複は堅実だということです。以下の表はあるレースで16頭立てと仮定した時の各券種の的中確率を表したものです。

券種的中組み合わせ数/総組み合わせ数的中確率(%)
単勝1/166.25
複勝3/1618.75
枠連1/362.78
馬連1/1200.83
馬単1/2400.42
ワイド3/1202.50
三連複1/5600.18
三連単1/3,3600.03
WIN51/1,048,5760.00026
応援馬券3/16(複勝)18.75

これを見ると、単勝と複勝の的中率の高さが際立っています。単勝では勝ちそうな馬1頭だけ、複勝に至っては3着以内に入りそうな馬を1頭ピックアップすればよいので的中率が高いのは当たり前ではあります。単勝と複勝は競馬初心者の入門的な位置づけであると同時に、どれだけ競馬に親しんできた人でも無視することのできない最重要券種であることは間違いありません。

2.三連複

2つ目にご紹介するのは三連複です。三連複は1~3着に入る馬を着順に関係なく組み合わせる馬券です。ですので、本命が2,3着だったとしても購入した相手が2頭とも1~3着に入っていれば的中となります。

三連複の最大の魅力は、コスパが良いことです。

各券種の平均配当について2005年から2020年までの15年分の統計を取ったサイトがあるので、そこからデータを引用します。

【各券種の配当の調和平均(中央値)】

 単勝:405円 (490円)

 複勝:207円 (210円)

 馬連:1192円 (1910円)

 馬単:2172円 (3650円)

 ワイド:600円 (850円)

 三連複:2618円 (5400円)

 三連単:12222円 (30510円)

【中央競馬】平均配当と配当の分布を考える https://leisurely1.blog.jp/archives/31433682.html

このように、三連複は平均配当が2600円程度となっています。ただ、コスパを考えるには投資額も考え

る必要があるので、以下にボックス買いしたときの点数をまとめました。

マーク数2345678910111213141516
馬連・ワイド13610152128364555667891105120
馬単2612203042567290110132156182210240
3連複141020355684120165220286364455560
3連単624601202103365047209901,3201,7162,1842,7303,360

例えば、5点の列を見てみましょう。馬連・ワイドと三連複が並んで10組、馬単が20組、三連単が60組となっています。このとき、馬連・ワイドと三連複は同じ組数ですが配当が高いのは三連単です。また、馬単は三連複より配当が低いのに組み合わせ数は多くなっています。三連単とは組み合わせ数と配当の関係で見るとあまりコスパは変わりませんが、三連複の方が組み合わせ数が少ないことによるリスクの低さがあります。

もちろん、マーク数によってコスパは多少変わってきますが、基本的に三連複は当たれば高配当ではずれてもリスクが低いという点で最良のコスパを誇っていると言えます。

4.まとめ

新聞イメージ

以上、勝ちやすい馬券の買い方について行動面と実際の券種面から見てきました。まとめると、単複と三連複をうまく組み合わせながら長期的な視点で購入してくことが大切です。ただし、毎週収支をつけることで現状を把握することも忘れてはいけません。

単複や三連複については、以下の記事でも詳しく紹介していますのでぜひご覧ください!